
【Amazon調査隊】朝日新聞出版、原武史氏の鉄道歴史書を発売

鉄道と歴史の意外な接点を探る
《原武史著『歴史のダイヤグラム 3号車――「あのとき」へのタイムトラベル』が、2025年4月11日(金)、朝日新聞出版より発売されました。朝日新聞土曜別刷り「be」で人気の連載「歴史のダイヤグラム」新書化第3弾です。「時間的・空間的な広がりをもつ鉄道を媒介に、時代や社会を論じることで、一般の教科書レベルの歴史とはまったく異なる、日本の近現代を俯瞰する巨視的な世界が見えてくる」と考える著者が本書で話題にしている人物と駅・線路は、「昭和天皇と山陰本線」「大正天皇と沼垂(ぬったり)駅」「宮脇俊三と東岩瀬駅」「吉田茂と熱海駅」「血盟団事件・小沼正と常磐線」「佐藤栄作と横川駅・峠の釜めし」「谷崎潤一郎と大阪駅」「松本清張『ゼロの焦点』と北陸鉄道能登線」「美空ひばりと寝台特急はくつる2号」などなど、多岐にわたります。》
引用元: PR TIMES
最近、電車に乗るときにふと思うのですが、車窓から見える風景って、どこか懐かしい気持ちにさせてくれますよね。特に、昔ながらの駅舎や線路沿いの風景を見ると、時間がゆっくりと流れているような気がします。そんな鉄道の魅力を再発見できる本が発売されました。
鉄道を通じて見る歴史の新たな視点
原武史氏の新刊『歴史のダイヤグラム 3号車――「あのとき」へのタイムトラベル』は、鉄道を通じて日本の近現代史を新たな視点で捉える試みです。鉄道という移動手段を通じて、歴史上の人物や事件がどのように関わっていたのかを、時刻表というユニークな切り口で探ります。昭和天皇や吉田茂、谷崎潤一郎といった著名人が、どのように鉄道を利用していたのかが詳細に描かれています。
時刻表が語る歴史の瞬間
本書では、時刻表を手がかりに、歴史の裏側に隠されたエピソードを掘り起こしています。例えば、吉田茂が熱海まで乗り過ごしたエピソードや、佐藤栄作が峠の釜めしを楽しんだ話など、鉄道が単なる移動手段ではなく、歴史の舞台装置として機能していたことがわかります。これらのエピソードは、鉄道がいかに人々の生活や歴史に深く関わっていたかを示しています。
鉄道と文化の交差点
また、鉄道は文化とも密接に結びついています。美空ひばりが夜行列車を利用していたことや、作家たちが愛した路線についても触れられています。これらのエピソードは、鉄道が単なる移動手段を超えて、文化や芸術の一部としても機能していたことを示しています。鉄道が持つ旅情やノスタルジーは、今も多くの人々を魅了し続けています。
鉄道ファン必見の一冊
『歴史のダイヤグラム 3号車』は、鉄道ファンのみならず、歴史に興味がある方にもおすすめの一冊です。鉄道を通じて見る歴史の新たな視点は、私たちに新しい発見と驚きをもたらしてくれることでしょう。鉄道が運んでいるのは、人や荷物だけでなく、時代を超えた物語でもあるのです。
※ 本記事は、2025年4月11日のPR TIMESの記事を引用しております。キャンペーンの期間及び内容は、予告なく変更・終了する場合があります。予めご了承ください。



