
「設定」を変えるだけで解決!スマホの動作が重い・遅いときの原因と対処法【スマホ教室】

スマホが遅いと感じたら、ぜひ試してほしい対処法を紹介します!
スマホを長年使っていると操作がカクカクしたり、画面がフリーズしたりすることがあります。このような症状が出ると、スマホを快適に使えなくなり動画やゲームなども十分に楽しめなくなってしまうので、非常に困りますよね。
そんな事態にならないために、この記事ではスマホの動作が遅くなる原因と対処法を分かりやすく解説します。今まさに、スマホの動きが遅くて困っている人は、ぜひ参考にしてください。

スマホの動作が重くなる原因

スマホの動作が遅くなる原因は、スマホの容量やソフトウェアのバージョン、通信環境などさまざまなことが関係しています。それぞれの原因を見ていきましょう。

スマホのストレージ不足

画像やアプリ、動画などのデータを保存する場所「ストレージ」が不足している可能性があります。写真1枚に対してデータ量はそれほど大きくないですが、スマホを数年使い続けて写真をたくさん撮っているとしたら……、想像するだけで膨大なデータ量ということは分かりますね。
それに加えて、動画や音楽、大容量アプリをダウンロードしているなら、あなたのスマホのストレージはピンチかもしれません。一度、スマホの空き容量がどれくらいあるのかを確認することをおススメします。

Androidスマホでストレージを確認する


「設定」アプリを開き、「ストレージ」をタップ。次の画面でスマホの容量に対してどのくらい使用しているかを確認できます。

iPhoneでストレージを確認する


「設定」アプリを開き、「一般」、「iPhoneストレージ」の順にタップします。

すると、画面上部に使用済みの容量が表示されます。
ちなみにiPhoneの場合は、何のアプリがどれだけの容量を使っているかを色別で確認できるので、とても分かりやすいです。

メモリ不足

起動中アプリの作業データを一時的に保存する「メモリ」が不足していることも原因のひとつです。
ブラウザやゲームといった複数のアプリを開いたままにしていると、作業領域がいっぱいになりメモリが圧迫されます。

OSのバージョンが古い

OSとは、スマホ全体の動作をコントロールしている核となる重要な部分のこと。
スマホのOSにはバージョンがあり、これを定期的に最新版にしておかないと、動作不良の原因になります。最新版への更新方法は後述します。

通信環境の確認


ウェブサイトを開くときにちょっと時間がかかるなと感じたなら、インターネット環境を確認してみましょう。
利用しているWi-Fiの通信環境が不安定だと、ウェブサイトの読み込みが遅かったり動画が読み込めなかったりといった現象が起きます。

スマホが速度制限にかかっている

スマホの料金プランによって異なりますが、ひと月に使えるデータ量が超過したことで速度制限にかかっているかもしれません。
使用データ量は、契約先の会員ページからいつでも見られるので、一度確認してみると良いでしょう。

スマホまたはバッテリーが劣化している


単純にスマホやバッテリーの劣化で動作に不具合が出ていることも。スペックが低い端末で最新のアプリを使うとCPUが対応できない場合があります。
また、バッテリーが劣化すると、突然電源が落ちる、画面がフリーズするといった症状も現れるので、購入してから3年以上経っている場合は、バッテリーの交換もしくはスマホの買い替えを検討するのがベストでしょう。

スマホの動作が遅いときの対処法

ここからは、実際にスマホの動作が遅くなった場合にどうすれば良いのかを解説しています。難しいことは一切なし! すぐにできる対処法ばかりですから、ぜひ試してみてください。

使用していないアプリを終了させる

起動中のアプリが複数ある場合、使用していないものは終了させましょう。起動しているままだとメモリを圧迫させる原因にもなります。下記の手順に簡単にアプリを終了できるのでご確認ください。

Androidスマホの場合


Androidスマホでアプリを終了させるには、まず画面下のナビゲーションバーにある「四角」マークをタップします。

すると、今起動中のアプリが横並びで表示されるので、終了させたいアプリ画面を選び上にスワイプすれば操作は完了です。
※端末により操作方法は異なります。

iPhoneの場合


iPhone(X以降)では、画面下を上にスワイプすることでマルチタスク画面を出せます。

上のような画面になったら、Androidスマホと同じように終了させたいアプリを選び上にスワイプして終了できます。

不要なアプリやデータを削除する


スマホに使っていないアプリや重複している写真がある場合は、削除することで動作が軽くなることがあります。特に、長い動画やオンラインゲームはストレージを多く使用するので、定期的に確認して消すことが大切です。
削除するのはちょっと……、という人はクラウドサービスを利用してデータを移行するのもひとつの手です。

キャッシュを削除する

ウェブサイトの検索や閲覧といった情報を一時的に保存する「キャッシュ」を削除することも忘れずに。キャッシュがたまるとメモリが圧迫され、動作不良につながります。

Androidスマホでキャッシュを削除する


まず「設定」アプリを開き、「アプリと通知」をタップ。

次にキャッシュを削除したいアプリを選択して「ストレージとキャッシュ」をタップします。

最後に「キャッシュを削除」をタップしてキャッシュクリア完了です!

iPhoneでキャッシュを削除する

iPhoneでは、アプリを一度削除して、再度インストールすることでキャッシュクリアを行えます。アプリを長押ししたあと、アプリストアでインストールするだけなので操作も簡単!

OSを最新にアップグレードする

OSのバージョンが古いままの人は、最新版にアップデートしましょう。OSは「設定」アプリからアップデートが可能。
また、OSは最新にすることでセキュリティ面も改善されるため、定期的にバージョンアップすることが大切です。アップデートの手順は下記をご覧ください。

Androidスマホの場合


「設定」アプリを開き、「システム」、「詳細設定」の順にタップします。

次に「システムアップデート」、「ダウンロードしてインストール」の順に選択すると、OSのインストールが開始されます。
ダウンロードボタンが表示されていない場合は、OSは最新ということになりますから更新は不要です。

iPhoneの場合


「設定」アプリを開き、「一般」、「ソフトウェアアップデート」の順にタップ。

アップデートがある場合「今すぐアップデート」をタップで、インストールを開始できます。アップデートボタンが表示されていない場合は、最新版を利用中ですので更新は不要です。

スマホを再起動する

スマホに何かトラブルが発生したら、まず再起動を試すのがおススメ。ほとんどの場合、再起動で解決することが多いので、試す価値ありです。
スマホの再起動は、電源ボタン長押しもしくは、電源ボタンとボリュームボタン長押しで簡単に行えます。

まとめ

「スマホの動作が遅い」には必ず原因があります。スマホやバッテリー、通信環境と原因はさまざまなので、本記事で紹介した再起動やキャッシュクリア、OSのアップデートなどを試してみましょう!


