スマホ教室

マイナンバーカードのスマホ搭載って?できることと利用方法を分かりやすく解説【スマホ教室】

マイナンバーカード

マイナンバーカードが手元になくても、確定申告や子育て支援などの手続きができるようになりました!

2023年5月より、マイナンバーカードがAndroidスマホに搭載できるようになったことを知っていますか?

従来では、マイナンバーカードの電子証明書を使わないと受けられなかったサービスが、スマホだけで各種オンライン申請ができるようになりました。

この記事では、マイナンバーカードをスマホに搭載することで何ができるのかを解説するとともに、スマホに搭載する手順をやさしく紹介します。

マイナンバーカードをスマホに搭載すると何ができる?

マイナンバーカードをスマホに搭載することで以下のようなサービスが受けられます。

マイナンバーカード不要でマイナポータルが利用できる

マイナンバーカード不要でマイナポータルが利用できる

マイナポータルを利用して行政手続きのオンライン申請が可能です。児童手当や保育所への申込、引っ越し、確定申告などの手続きがスマホさえあればできます。

さらに、薬剤・健診、母子健康手帳、税金、年金などの自己情報を見られたり予防接種のお知らせが届いたりするサービスもあり、利便性が格段にアップします。

各種民間サービスの申し込みや利用ができる

スマホだけで銀行・証券口座の開設、携帯電話の契約、キャッシュレス決済の申込が可能になります。

ほかにも、住宅ローンの契約やコンビニのセルフレジ利用時の年齢確認など順次利用できるサービスが増える予定です。

コンビニ交付サービスを利用できる

コンビニ交付サービスを利用できる

コンビニでの住民票の写しや印鑑証明書などの交付サービスをスマホだけで利用できます。

対応している店舗については「コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付【コンビニ交付】| 利用できる店舗情報」をご確認ください。

健康保険証として利用できる予定

今後、マイナンバーカードが搭載されたスマホがあれば、健康保険証として利用できる予定です。

このサービスが実装されたら健康保険証やマイナンバーカードを持ち歩く必要がなくなるので、財布もかさばらなくて済みますし、うっかり忘れたときも安心です。

マイナンバーカードをスマホに搭載する方法

ここからは、マイナンバーカードをスマホに搭載する方法を紹介します。

Androidスマホのみ対応(2025年3月現在)

現状、対応しているのはAndroidスマホのみ。iPhoneでは、日本のデジタル庁と協力し、2025年春の後半ごろにAppleウォレットにマイナンバーカードを追加できるよう準備を進めているようです。

詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください。

マイナンバーカードをAndroidスマホに搭載する手順

マイナンバーカードをAndroidスマホに搭載する手順

マイナンバーカードをAndroidスマホに搭載するには、まず事前準備が必要になります。以下の準備を整えてから手順に進みましょう。

※マイナポータルに対応している機種は、XperiaやGalaxy、AQUOSなどがありますが詳しい機種についてはこちらを参照してください。

事前準備

まず以下のものを準備しましょう。


  • マイナポータルアプリ

  • マイナンバーカード

  • マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワード(6桁~16桁の英数字)

  • Androidスマホ

スマホ用電子証明書を申請する手順

スマホ用電子証明書を申請する手順


  1. 「マイナポータルアプリ」を起動する

  2. 「メニュー」をタップする

  3. 「スマホ用電子証明書を申請する」をタップする

  4. マイナンバーカード用署名用電子証明書のパスワードを入力する

  5. 「申請する」をタップする

  6. マイナンバーカードをスマホで読み取る

  7. 「次へ」をタップして申請完了!



スマホ用電子証明書の申請が完了し、登録できるようになったら利用登録に進んでください。

※申し込み状況はメニューから確認できます。

各電子証明書において「申請中です」と表示されている場合は利用申請の操作が完了しています。

利用登録が可能になるまでお待ちください。「登録準備が完了しています」と表示されている場合は利用登録が可能です。

スマホ用電子証明書の利用登録をする手順


  1. 「マイナポータルアプリ」を起動する

  2. 「メニュー」をタップする

  3. 「登録する」をタップする

  4. 次の画面で「登録する」をタップで操作完了!



※申請後数分経過している場合は、マイナンバーカード用署名用電子証明書のパスワード入力、およびマイナンバーカードの読み取りが必要になる場合があります。
※利用申請時にスマホ用電子証明書のパスワードを設定していない場合はパスワード設定を行ってください。

スマホ用電子証明書の利用登録が終了したら、生体認証などの利用登録に進みましょう。

この操作をすることで、スマホ用利用者証明用電子証明書のパスワードを入力するかわりに生体認証などを利用できます。

詳しい情報や操作手順はデジタル庁の公式サイトを参照してください。

マイナンバーカードをスマホに搭載するメリット

マイナンバーカードをスマホに搭載するメリット

最後に、マイナンバーカードをスマホに搭載するメリットを紹介します。

本人確認書類を持ち歩く必要がなくなる

前述のとおり、スマホさえあればマイナンバーカードや保険証などの本人確認書類を持ち歩く必要がなくなります。

今まで財布がカード類でかさばっていた人は、嬉しいポイントですね!

各種行政手続きや納税手続きがスマホで簡単に!

マイナポータルへのログインや行政手続き、各種証明書の発行や納税手続きがオンラインで完結できるので、わざわざ役所に行く必要もありません。

スマホだけでサクッと手続きできる「マイナンバーカードのスマホ搭載」。

時間を効率的に使いたい人は、特に利用しない手はないです。

まとめ

マイナンバーカードをスマホに搭載することにより、引っ越しの手続きがスマホだけでできたりコンビニ交付サービスを利用できたりと今よりもっと生活が便利になります。

現状、対応しているのはAndroidスマホのみとなっていますが、今後iPhoneでも実装される予定なので、その際はぜひ利用しましょう!

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