1位はやっぱり大谷翔平!ヒット商品番付に見る2024年のトレンドまとめ
2024年に話題となった商品やキーワードを相撲番付にならってランキング。「こんなのあったね」が目白押しです!
日経MJが毎年発表するヒット商品番付は、実際に売れた商品だけでなく優れた開発の着眼点を持つものなど、幅広い要素を加味して順位を決定する、1年の振り返りにぴったりなランキングです。そんな番付の中から、特に印象に残った横綱、大関、関脇、小結をチェックしていきましょう。
大谷翔平の偉業「大谷50-50」と「新NISA」が横綱に
【東横綱】大谷50-50
当時スポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(締結時で約1015億円)で契約し、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平投手。2024年はリハビリ期間であったため二刀流ではなかったものの、人跡未踏の50本塁打50盗塁「50-50」を達成しました。
50号ホームランの記念ボールは6億6000万円で落札されるなど、その経済効果は前年比2.3倍の約1200億円と試算されています。
【西横綱】新NISA
有価証券投資へと日本国民の資産をシフトさせるきっかけとなったのが、税制優遇措置のあったNISAです。2024年には非課税投資枠の大幅な拡大、限定期間だった従来のNISAを恒久的なものにした新NISAが登場。
銀行に預金をしても低金利のため利息が増えないこともあり、口座開設数が同年同時期の約2倍に増え、日経平均株価の史上最高値記録の原動力にもなりました。
「スポットワーク」と「春「夏夏」秋冬」が納得の大関
【東大関】スポットワーク
「タイミー」「シェアフル」といったアプリのCMでもおなじみ、ちょっとしたすきま時間に単発で働くスタイル・スポットワーク。これまでにない新しい稼ぎ方として知られるようになっています。
サービスを提供している主要5社の単純登録者数合計は約2800万人に。
【西大関】春「夏夏」秋冬
暑かった2023年を凌駕する気温を記録した2024年の夏は、駆け足で春が過ぎ去り、初夏も飛ばして真夏に突入。残暑というにはあまりに暑い日々が続き、夏が連続して2回訪れたような1年でした。
服飾メーカーによっては、夏服の販売期間を5カ月に延長するといった対応も。
世界トップクラスの「SHOGUN 将軍」「グラングリーン大阪」が関脇
【東関脇】SHOGUN 将軍
真田広之が主演とプロデューサーを務めたドラマ「SHOGUN 将軍」は、ハリウッドドラマでありながら、真田の強いこだわりにより小道具や所作など日本人が見ても違和感のない仕上がりに。
エミー賞史上最多18部門を獲得しただけでなく、ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門で4部門のノミネートを達成。
【西関脇】グラングリーン大阪
西日本最大規模のターミナル「JR大阪駅」に直結する大規模再開発が「グラングリーン大阪」です。敷地のほぼ半分が公園という珍しい設計で、大型ターミナル駅との直結都市公園としては世界最大の規模を誇ります。
ショッピング街、レストラン、ホテルを含む北館と一部公園エリアが先行オープンし、3日間の延べ訪問者数は50万に達しました。
小結は話題に上ることの多かった「鰻の成瀬」と「地面師たち」
【東小結】鰻の成瀬
うなぎチェーン店「鰻の成瀬」は、最も手軽なうな重の並 梅が1,600円(税込)で食べられると人気を博し、1号店の出店からわずか2年で300店を超える驚異的なスピードで拡大。
メニューはうな重だけ、かば焼きの状態で仕入れる、営業時間は短めといった工夫で低コスト化を実現しています。
【西小結】地面師たち
「もうええでしょう」が流行語大賞のトップ10にも選ばれるほど多くの人に支持されたドラマが「地面師たち」です。東京で実際に起きた不動産詐欺事件をベースにした新庄耕の小説を映像化。
狂気と恐怖を感じさせる豊川悦司の怪演、詐欺師の巧妙な手口、ハラハラするクライマックスにより、3カ月で1050万ビューを達成しました。
「地面師たち」は「もうええでしょう」以外にも名言がいっぱい
「地面師たち」を見るならNetflix。資産価値100億円といわれる土地を、所有者になりすまして金をだまし取るテクニックは驚きの連続でしょう。「もうええでしょう」以外にも数々の名言があるので、細かい会話のチェックもお忘れなく。
1話1時間ほどで全7話なので毎日1話ずつ見ても1週間で見終わります。1日で一気見することも可能ですから、休みの日にぜひお楽しみください!
Netflixシリーズ「地面師たち」独占配信中