
山本由伸が偉業まであと1歩の好投!試合は衝撃の展開に!?

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が9月6日(日本時間7日)のボルティモア・オリオールズ戦に先発登板。9回2アウトまでノーヒットノーランを継続し注目を集めました。
山本投手は3回裏、ディラン・ビーバーズ外野手とサミュエル・バサロ捕手に続けて四球を与えるものの、後続を空振り三振と併殺打で打ち取ります。
4回以降は一度もランナーを出すことなく好投。8回終了時点で球数は100球を超えていましたが、ノーヒットノーランの記録がかかっていたため、9回のマウンドにも上がりました。
1人目を三球三振、2人目を初球でセンターフライに打ち取り、わずか4球で2アウトを取った最終回。危なげないピッチングで、記録達成まであと1人となるジャクソン・ホリデー内野手を迎えます。

マウンド上で苦笑い

MLB日本人投手として3人目となるノーヒットノーラン達成の様子を収めようとカメラを構える観客たち。しかし、そんな期待とは裏腹に、ホリデー内野手に投じた4球目のカットボールは完璧なタイミングで振り抜かれ、打球はライトスタンドへ。
ノーヒットノーラン達成の目前でホームランを打たれる衝撃の展開で、山本投手は降板となりました。
MLB公式インスタグラムでは、この日山本投手が奪った10個の三振のシーンを公開。キレの良いストレートや大きく沈むカーブ、打者の手元で変化するスプリットなどさまざまな球種を駆使して抑えています。
また、4つ目の動画では被弾を浴びたあとの様子をアップ。マウンド上で悔しそうに苦笑いを浮かべる山本投手の元へチームメイトが駆け寄り、ハグをして労っています。その後、デープ・ロバーツ監督と言葉を交わしてベンチに向かうと、オリオールズファンの観客もスタンディングオベーションで彼を称えました。
そんな心温まる空気のまま終わるかと思いきや、試合は予想外の展開へ。代わりに登板したリリーフ陣が連打を浴び、ドジャースはサヨナラ負けとなってしまったのです。
残念ながら勝利投手の権利を逃してしまいましたが、好投を見せた山本投手。いつかノーヒットノーランを達成する日がくることに期待しましょう!
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