北野武、映画最新作「首」について大いに語る!「自分が描けばこうなる」【動画ニュース】
4月15日に映画「首」の完成披露会見が行われ、主要キャスト陣とともに監督と主演を務めた北野武が登壇。北野監督が作品の魅力について明かしました。
戦国武将たちの野望や裏切りを、笑いとバイオレンスを織り交ぜて描いたこの作品。
完成した今の思いを聞かれると「構想30年というのは3週間の間違いだと思いますが」と北野監督がいきなりのボケ。しかし、大河ドラマでは人間の業や欲、裏切りが描かれていないので、「自分が撮ればこうなる」という発想で制作したと、その後は真面目に語っていました。
ちなみに「首」は第76回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門での上映が決定。コンペティションの枠にあてはまらない強烈な作品だという評判を聞いて、北野監督はヒットを確信した様子でした。
本能寺の変は裏で豊臣秀吉が動いていたのでは…という発想から生まれた物語には、戦国大名と侍たちの関係性をしっかりと組み込んだとのこと。
さらに、戦国大名と侍の残酷さ、生と死をバックボーンにした生き方を描き、「男同士の愛ではないけど、死を前にした男同士の関係をうまく描ければ」と話していました。
続いてキャストを決めた経緯や撮影時の思い出といったトークを展開。今秋公開の「首」に対して大きな期待がふくらむ映像です!