なにが真実でなにが嘘か。父の仇は私が討つ!「マイネーム:偽りと復讐」

なにが真実でなにが嘘か。父の仇は私が討つ!「マイネーム:偽りと復讐」

Netflix

特集記事

2021年からNetflixシリーズとして配信されている韓国ドラマ「マイネーム:偽りと復讐」。

主演女優ハン・ソヒの演技力・臨場感のあるアクションシーン、重く切なすぎるストーリーと見どころ満載の作品です。

麻薬組織の一員である父を持つ高校生のユン・ジウが、ある出来事をきっかけに父と同じ麻薬組織へ加入し、真犯人を探すために危険な橋を渡っていく。彼女の成長と復讐劇が描かれています。結末に近づくにつれて、明るみになっていく真相には、ドラマであることを忘れるほどの切ない話が隠されていたのです……。

ある出来事とは一体なにか? 物語のあらすじと、ユン・ジウが復讐を果たすために進んだ道や、見どころを紹介します。

「マイネーム:偽りと復讐」のあらすじ

「マイネーム:偽りと復讐」のあらすじ

どこか暗い雰囲気をもっている高校生のユン・ジウは、クラスメイトに悪口を言われ、机にひどい落書きをされ、さらには「ヤク中女」と呼ばれていました。
ジウは薬物に手を出しているわけではなく、ただ真面目に学校へ通っているだけなのに……。
さらには学校側から、突然転校するようにと手続きを進められてしまいます。

そんな時に届いた「お誕生日おめでとう!」という父親からのメール。ジウのいじめの原因や学校から迷惑がられている理由は、父親の存在でした。

麻薬組織の一員として活動する、ジウの父親。その事を知っている生徒や保護者、警察からのいじめや冷たい視線の標的は、父親だけではなく娘であるジウにも向けられていました。
それでも彼女は優しかった父親のことを嫌うことはできず、辛い環境に耐え続けています。

ジウの誕生日、電話越しに泣いている娘のために、こっそり家に帰ってきた父親。しかし、家に着いて外からドア越しで話していたところ、何者かに銃で撃たれて殺されてしまいます。

そこからジウの生活は一変。ジウは、父親を殺した相手を探して復讐をするために生きることを誓うのでした。
父親の死に隠された予想を裏切る真実とは……。

ひとりぼっちのジウ

ひとりぼっちのジウ

父親の命を奪った犯人を探すべく、ジウと同様に警察も動いていたのですが、未解決のまま捜査は突然打ち切りに。
そもそも父親は指名手配のリストに掲載されていた人物。ジウは、父親がなぜ当日家に帰り、どうして最後に通話をしていたのかを問い詰められ、会話の内容を思い出してなにも言い返せなくなってしまいました。

警察も頼りにできないと思い、向かった先は父親が所属していた麻薬組織のアジト。
しかしジウはすぐに追い返されてしまいます。そして、目撃情報を自分の足で集めようとして危険な目に遭うことに……。

復讐のためとはいえ未成年で力があるわけでもないのに、危険を顧みずに突き進んでいく健気なジウを、ストーリーが展開されるたび応援したくなるでしょう。
そして、ここから一気にジウの成長劇が始まります!

1度は追い返された組織の人たちに危険なところを救われ、そのままジウは組織「トンチョン」の一員となることに。トンチョンのドンであるムジンは、かつてジウの父親とかなり仲がよかったのだといいます。
ジウは強くなるためにムジンからトレーニングや、父親を襲った犯人に復讐する方法を教わることになりました。すると、あっという間に組織の中で行われる殴り合いの試合で優勝するまでに成長。

画像

ボクシングや筋肉のトレーニングを欠かさない、組織の男性陣を押しのけてトップに立つなんてすごすぎます!
怪我や汗でボロボロになりながらも最後まで諦めずに立ち上がる、派手なアクションシーンは前半の見どころ。さらにここからまだまだ強くなっていくジウから目が離せません。

ジウが優勝したことを称賛するメンバーが大半ですが、よく思わないメンバーもいます。ジウを快く思わないメンバーは、後半に向けて大暴れしていくので誰がその人物なのか、どう登場するのかをぜひ予想しながらご覧ください。

さようならユン・ジウ

さようならユン・ジウ

組織の一員として本格的に仲間入りすることになったジウは、ムジンから食事に呼び出され、父親を殺した犯人のヒントを得ることに。
そして「ユン・ジウ」という名前を捨て、「オ・ヘジン」として生きていくように言われます。

組織に加入することもそうですが、犯人を探るためには娘であることを隠す必要があるのでしょう。受け入れたジウは、数年間しっかりトレーニングに励みます。

長かった髪は肩上のボブヘアーになり、拙いパンチをしていたかつての彼女を感じることができないほど素早く華麗な動きが身に付いています。

成長を表現したシーンでの見事な動きは必見。ジウ役のハン・ソヒのかっこいい演技に注目してください。
彼女はもともとスレンダーな女優さんですが、この役を演じるために10kgも体重を増やして役に挑んだのだといいます。見た目の変化にも驚きですが、ヘジンに生まれ変わってからはとにかくアクションシーンがたくさん!
そのどれも身軽にこなしていくソヒに思わず惚れてしまうかも!?

組織にいながら別の組織へ

組織にいながら別の組織へ

ムジンから得たヒントをもとに、ヘジンが潜入したのはなんと警察!
立派な警察官として活動を始めたのですが、トンチョンには所属したまま。いわば内通者としての役割も果たしながら父親を殺した犯人へ繋がる手がかりを探っていきます。

割と小柄なヘジン。しかしそのハンデをものともせず、組織で培ってきた忍耐力や強さを武器にして、バリバリと捜査をこなしていきます。
危険な人たちがたくさんいるような場所でも、ほとんど1人でこなせてしまうほどのその適応力に驚き!

経験を積んだヘジンはついに麻薬捜査隊へと異動が決まり、また一歩犯人探しへ近づくとともに組織のムジンを捕まえる任務が命じられる可能性もある難しいポジションに任命されます。
警察側を信用していないのは最初からですが、そもそもムジンのことを完全に信用していいのでしょうか……。

ヘジンが警察官になってからは、とにかくかっこよすぎるアクションシーンが盛りだくさん。
突入する現場で相手となるのは、ほとんどが男性ばかり。ときには怪我をしながらも、どんどん摘発していく姿はとにかくかっこいい以外の表現が思いつきません!

何が真実? 信頼できるのは誰?

アクションシーンの数々が見どころではありますが、しっかり作り込まれているストーリーにも注目です。
積年の恨みを持ちながらも頑張るジウを待ち受けている、父親の仇とは!?

誰が嘘をついていて、誰が本当のことを言っているのか惑わされるジウ。観ている側まで次々起こる出来事にどんどん混乱してしまうでしょう。

真犯人だと思われるような人物が何人も登場します。果たして、疑い続けた人なのか、信頼していたはずの人なのか。衝撃のラストと真相はぜひ本編でお楽しみください。

まとめ

女性の主人公が、麻薬の組織や警察官に加入して活躍する作品は珍しいのではないでしょうか?
難しい役柄を演じきったハン・ソヒのアクションシーンに目が奪われます。
偽りにまみれた復讐の物語をご覧になってみてはいかがでしょうか。

Netflixシリーズ「マイネーム:偽りと復讐」独占配信中

リンクボタン01
TOP