50’s~60’sのレトロファッションがかわいすぎる! チェスの天才ベスの成長を追う「クイーンズ・ギャンビット」に注目

50’s~60’sのレトロファッションがかわいすぎる! チェスの天才ベスの成長を追う「クイーンズ・ギャンビット」に注目

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ウォルター・テヴィス氏が執筆した小説「クイーンズ・ギャンビット」を基にした実写ドラマが、Netflixで話題になりました。

1950年代から1960年代にかけての時代を舞台に、天才的なチェスの腕前をもった少女「ベス・ハーモン」の成長を追ったストーリーです。
チェスのルールを知っている人はもちろん、知識がなくても楽しめる作品。チェス以外にも、この時代ならではのファッションや生活スタイルも注目のポイント。

「クイーンズ・ギャンビット」のあらすじと、アニャ・テイラー=ジョイが演じる主人公「ベス・ハーモン」の50's~60'sのファッションについてご紹介します。成長や環境の変化と共に、どんどんオシャレになっていく、ベスのファッションも必見です。

「クイーンズ・ギャンビット」のあらすじ

「クイーンズ・ギャンビット」のあらすじ

アメリカの孤児院で生活を送る少女「エリザベス・ハーモン(べス)」は、周りとはあまり馴染めずにいました。
施設では子どもたちのトラウマ等の緩和が目的というわけではなく、健康目的で定期的に精神安定剤が配られ、ベスは飲んだ時のなんともいえない感覚に徐々に依存していくようになりました。

ある日、ベスは授業中に黒板消しをきれいにするため施設の地下室へと足を運んだ際に、そこにいた用務員シャイベルがひとりで指していたチェスになぜだか強く惹かれたのです。

どうしても気になったベスは翌日授業を抜け出して、ふたたびシャイベルのもとへ向かいそこで初めてチェスというゲームの存在を知りました。はじめは対局を断られてしまったものの、根気強く通い詰めて、シャイベルからチェスを教えてもらえることに。

ルールを理解したベスには天才的なチェスの才能があり、当時プレイヤーが男性ばかりだったチェスの世界で、精神安定剤の依存と共存しながらも、大きく活躍をしていくベスの姿を描いたストーリーです。

ベスの少女期~養子として迎えられた、ベスのまだちょっぴりダサい服装

ベスの少女期~養子として迎えられた、ベスのまだちょっぴりダサい服装

13歳のときに、ウィートリー家の養子として引き取られることになったベス。
広い家と、自分だけの部屋に最初はウキウキとしていたベスでしたが、新しい学校ではまたもあまり馴染めず、ファッションが周りと比べてすこしダサいことをクラスメイトの女子たちに指摘されてしまいます。

周りの女の子たちは、明るい色のふんわりとしたスカートやワンピースなどの、エレガントレトロなファッションに身を包む中、ベスは地味で暗い色のワンピース。
新しい義母にお願いをして新しい服を買いに行くも、クラスメイトが着ているような服ではなく、セールになっているラックからパパっと選ばれた、あまり華やかさのない服でした。

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服を選んだ義母にセンスがないというわけでもなく、自身はエレガントな服を着用している様子。それには、ある「切ない理由」が関係しているのかも……?

チェスの才能が開花し、初めての国際大会では素敵な姿に変身!?

チェスの才能が開花し、初めての国際大会では素敵な姿に変身!?

チェスの腕前を上げながら成長したベスは、初めての大きな国際試合に挑戦することに。
そのときのファッションは、もうダサかったベスではなく、シンプルだけどデザインが凝ったAラインのワンピースに身を包む素敵な女性になっていました。

そして、キュートなおかっぱヘアだった少女時代とは違い、ゆるくウェーブがかかったボブヘアが、さらにベスの魅力を引き立てています。
ちょっぴり髪に動きが出るだけでも、かなり印象が変わりますよね!

50'sらしいシャツ×Aラインスカートがレトロで可愛すぎる!

50'sらしいシャツ×Aラインスカートがレトロで可愛すぎる!

ひたすらにチェスと向き合い、次々と大きな試合に出ては、ほぼ直感で勝ち続けるベス。
ファッションも自分で手にした試合の賞金で好きなものを選べるようになり、オシャレにどんどん磨きがかかっていきます。

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シャツとひざ下丈のAラインスカートを着用しているシーンが多く、50'sに大流行したニュー・ルックスタイルが目を惹きます。この時代設定と同じ1954年は、映画「ローマの休日」が話題となったことで、柄物のスカーフを首や頭に巻くスタイルもとても人気でした。

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ベスも服に合わせたスカーフを頭に巻いているシーンがいくつも登場。チャームポイントであるオレンジの髪色との相性が抜群でとても可愛いですよね♪

スカート丈はひざ下からミニ丈へ! 移り変わる60’sファッション

スカート丈はひざ下からミニ丈へ! 移り変わる60’sファッション

時代が移り変わるとともに、流行がどんどん変わっていくファッション。作中でも、ファッションが変化していく様子も楽しめます。
以前はひざ下丈を多く着用していたベスでしたが、だんだんと60’sに流行したミニ丈のスカートや、ちょっぴりタイトなデザインのワンピースを好むようになっていきます。

サングラスをかけながら颯爽と歩くベスのファッションは、今でも楽しめそうなくらいとても可愛らしいですよね。

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街中のショーウィンドウに並ぶ服を見つめるベス。新しいスタイルのファッションにワクワクしていたのでしょうか?

大事な試合のときは上品に。でもオシャレはしっかり♪

大事な試合のときは上品に。でもオシャレはしっかり♪

作品後半の、ロシアで行われるとても重要な大会の際には、モノトーンのシックなワンピースを着用していました。やはり大事な場では、キリッと締まる色を着ることで、気合を入れていたのかもしれませんね!

メインテーマのチェス以外にも見どころたっぷり!

メインテーマのチェス以外にも見どころたっぷり!

Netflixシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」のメインとなるテーマはチェスですが、ご紹介したように当時のファッションや、スマホや携帯電話のない時代の過ごし方や、精神安定剤に依存したベスの見えている不思議な世界など、見どころがいっぱい。様々な見方を楽しめる作品です。

見終わった頃にはチェスや、レトロなファッションに挑戦してみたくなっているかもしれませんね♪

ドラマシリーズは合計7話なので、映画よりも少し長いストーリーを楽しみたいときに、ご覧になってみてはいかがでしょうか。


Netflixシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」独占配信中

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