『パルプ・フィクション』でサミュエル・L・ジャクソンが殺しの前に唱える一節に注目
1994年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』のワンシーンが公開されました。
『パルプ・フィクション』はロサンゼルスで起こったいくつもの犯罪エピソードをオムニバス形式で描いた作品。
時系列がシャッフルされており、最後のエピソードまで観ることでそれぞれのエピソードの繋がりが見えてくる手法が取り入れられています。
この作品で主演のサミュエル・L・ジャクソンやジョン・トラボルタは一躍脚光を浴びました。
サミュエルが唱える聖書の一節
動画で紹介されたのはサミュエル・L・ジャクソン演じる、ジュールス・ウィンフィールドが組織のアタッシュケースを盗んだ青年を追い詰めるシーン。
組織への裏切り行為のため、この青年を処刑することを決めたウィンフィールは、聖書の一節として「されば心正しき者の征く道は、心悪しき者の利己と暴虐によって行く手を阻まれるものなり。
愛と善意の名によりて暗闇の谷より弱き者を導きたる彼の者に――」と朗々と詠い上げます。
でも実はこれ、千葉真一主演の『ボディーガード牙』の一文を、タランティーノ監督が引用したもので、聖書の一節ではないのです。
こういった引用がされるのもタランティーノ監督作品の面白さのひとつ。気になった方はぜひ本編でこのシーンをご確認ください。
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