「地面師たち」の名言のひとつ!?山本耕史のセリフはパワハラ・コンプライアンス無視が連発
時代錯誤な発言を連発し強烈な印象を残した「地面師たち」のだまされ役・山本耕史演じる青柳は、被害者なのに憎まれ役?
常に眉間にしわを寄せ、部下たちに怒鳴り散らす石洋ハウス開発事業部部長の青柳。70億もの大型プロジェクト案がとん挫し、開発事業部だけでなく、自らの出世街道にも陰りが見え始めた彼は、代替の不動産を見つけることに躍起となります。
急な候補地リストの提出を求められ戸惑う部下たちに対し、「すみませんじゃねえぞ!」と怒鳴り書類を叩きつけるといったパワーハラスメントを連発。さらに、「俺がおまえたちぐらいのときにはなあ、ブローカーや地上げ屋の知り合いが何人もいて、そいつらから逐一……」と、コンプライアンスを無視した発言まで飛び出す始末。
こうして新しい土地を探すことに前のめりになった青柳は、ハリソン山中率いる地面師グループのターゲットとしてだまされていくことになっていきます。
「戦争やってんだよ俺たちは!」平成も飛び越えた昭和の世界
開発されつくした東京にある空いた土地を他社と奪い合うデベロッパーの仕事は、戦争をしているのと同じであり、「戦争にコンプライアンスもクソもねえんだよ!」とまくしたてる青柳。整列させた部下を目の前に、威圧するように怒鳴りつける様子は、令和はもとより平成も通り越し昭和の世界で見られた光景です。
そのせいか、本来は詐欺被害に遭う被害者にもかかわらず悪役のように映り、「だまされてしまえ」という感情が湧くほど。
ビルドアップされた熱い胸板、険しい表情、鋭い眼差しと威圧的な態度など、山本耕史の熱演によって誕生した青柳は、狂気を感じさせる豊川悦司や「もうええでしょう」のピエール瀧と並ぶ、強烈な印象を与えるキャラクターのひとりとなっています。
いざ物件下見となると「黙れ! こっちも110億がかかってんだよ!」と地面師たちを狼狽させるような気迫を見せる青柳の、周囲を威圧するパワハラ・コンプライアンス度外視発言はこちらの動画でも確認できます。ぜひご覧ください!
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