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消えゆくキハ40が函館本線を走る「さよならのつづき」で復活した貴重映像
さえ子と成瀬が日常的に利用して運命的な出会いを果たした、あの鉄道が大自然をバックに走るシーンが登場。
「さよならのつづき」は、コーヒー農園を中心としたハワイと、さえ子(有村架純)や成瀬(坂口健太郎)たちの暮らす北海道の2カ所が舞台となっています。
劇中ではさえ子の乗る蘭越駅と、成瀬が妻ミキに送り迎えをしてもらうニセコ駅、そしてさえ子と成瀬の職場がある小樽駅が登場し、これらを結んでいる函館本線(山線)を走る車両として使用されたのが、キハ40という列車。
実はこのキハ40、全国的にも運用されている数が少ない、希少な車両なのです。
撮影のために引退した路線に限定復活
キハ40は架線などから電気を取りモーターを回して走行する電車ではなく、電化されていない区間でも運用できるディーゼルエンジンで走る気動車と呼ばれる列車。
JRの前進、国鉄時代の1977年から運行を開始しましたが、現在は新型への入れ替えが進み、2025年3月のダイヤ改正でJR北海道からは姿を消すことが発表されています。
「さよならのつづき」では、お互いを認識していない段階で同じ列車に乗り込んでいたり、コーヒーを淹れる成瀬にさえ子が声をかけるきっかけとなる運行遅延が起きたりと、ふたりを結び付け親しくなっていく過程を見つめるキューピッドのよう。
動画では蘭越駅で出発間際のキハ40に駆け込むさえ子の姿や、ドローンを使ったと思われる北海道の雄大な自然の中を走行する様子が登場。
本編では他にも、現在の列車では珍しい、左右のストッパーを操作して車窓を開けるシーンをはじめ、桜やススキとキハ40という風情のある景観を楽しむことができます♪
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