
世界をだました女「アップルサイダービネガー」が描く栄光と凋落

難病をヘルス&ウェルネスで治した奇跡のような物語は、ひとつの嘘から崩れ去ることに。
インターネットの普及により、個人が世界に向けて情報を発信できる時代が訪れ、Twitter(現在のX)やFacebookといったSNSの登場でより手軽に行えるようになりました。
そんなSNSのひとつInstagramが登場した頃、ある衝撃的な投稿から社会を大きく揺るがす事件が発生したのです。
ベル・ギブソン(ケイトリン・デヴァー)は脳腫瘍を患っている女性として話題を集めたインフルエンサー。医学的治療ではなく、健康的な食事や運動など生活習慣で病気が治ったと主張し注目を集めます。
一方、癌に侵されていたミラ・ブレイク(アリシア・デブナム=ケアリー)は、自分に合った方法を模索していくうち、食事療法が良いという結論に到達し情報を発信していきました。
やがて同じ難病を抱える者同士としてベルとミラは意気投合し親交を深めていくのですが、その関係は予想外の方向に転がりだしたのです。

偽る者と知らない者

ふたりの女性による治療法は瞬く間に世界に広まり、時の人になったのもつかの間、お互いの投稿内容、フォロワー数、いいねの数を意識しはじめライバル視するように。
ベルは後世に残るようなものを作りたいと願いアプリを開発。同じ難病に苦しむ人たちを含む多くの支持者を擁する一大帝国を築きあげます。しかし、彼女の病歴に疑問を持ち、その正体を暴き潰そうとしたのがミラでした。
「アップルサイダービネガー」は嘘の情報を流しウェルネスの女王となったベルと、食事療法が効いて治ったと信じて疑わないミラが、周囲を巻き込み隆盛と衰退を繰り広げる物語。
実はこの話、特定のキャラクターやできごとはフィクションであるものの、実話に基づいているというのだから驚きです。
ネットの情報の信ぴょう性に関するチェックのない時代のストーリーではありますが、現在もフェイクにだまされない目の必要性を考えさせてくれる作品といえるでしょう。
感動の物語と思いきや予想外の展開を見せる「アップルサイダービネガー」は、Netflixで2月6日(木)より独占配信開始。お見逃しなく!
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