
鈴木亮平と宮沢氷魚の大切な時間「エゴイスト」取り返せない過去の幸福

その人の望みだったのか、それとも自分の望みを押し付けていたのか? 答えはどこに……。
田舎町で生まれ育った浩輔は、ゲイであることを明かすことができないまま思春期を過ごし、14歳のときに母を亡くしてしまいます。その後、東京に出てきてファッション雑誌の編集者として働くようになると、ハイブランドに身を包み、夜は気の置けない仲間と気ままに過ごすという日々を送っていました。
そんな生活に充実した時間と自信を感じていた浩輔ですが、自分がゲイであることを母に打ち明けられなかったこと、望む息子になれなかったことが後悔として彼に重くのしかかっていたのです。
ある日、パーソナルトレーナーとして身を粉にして働き、シングルマザーである母を支える龍太と出会ったことで、浩輔の日常が変化が。
優雅な暮らしぶりで虚勢を張っていた自分と異なり、自らの美しさに頓着せず、ありのままを受け入れ母子で助け合っている龍太の姿を見た浩輔は、龍太とその母をサポートすることにします。

その先に待ち受ける過酷な運命

今回紹介する動画は、浩輔(鈴木亮平)からのサポートを受けるうちにひかれあっていった、龍太(宮沢氷魚)と浩輔が楽しく過ごした時間をギュッとまとめたものです。
何気ない会話の様子を動画で撮影して楽しむ龍太と、撮影されていることに照れてカメラを遮ろうとする浩輔という、大好きな人と過ごすときにありがちな穏やかな時間を感じさせるシーンからスタート。
また、洗った髪をドライヤーで乾かしてもらう龍太と乾かす浩輔のシーンは、ふたりの演技があまりに自然過ぎて、仲の良いふたりが旅先で会話をしているかのよう。
最後に登場するのは、気持ちよさそうに眠る龍太の寝顔を愛おしそうに眺める浩輔の笑顔。
しかし、龍太の母も交えた3人の満ち足りた時間は、あるできごとをきっかけに崩れ去ってしまいます。
手を差し伸べた浩輔と、それにこたえた龍太。間違いなく愛し合ったふたりですが、そのサポートは本当の愛だったのでしょうか。それとも、浩輔の優しさの押し付け、エゴだったのでしょうか……。
単純な恋愛と喪失の物語ではない「エゴイスト」は、Netflixで配信中です。
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