
それは現実それとも虚構?「啓示」自己中心主義が行きついた末路

天から降りてきたお告げと信じたものは、自分の都合で作り上げた幻想なのか?
「新感染 ファイナル・エクスプレス」や「豚の王」といった作品で知られるヨン・サンホ監督の映画「啓示」の最終予告編動画が、NetflixのYouTube公式チャンネルで配信されています。
「啓示」は配信以来2週連続でNetflix非英語テレビ番組部門の全世界トップ10で1位を獲得した大ヒット作。その魅力を、最終予告編の映像とともに紹介していきましょう!

同じ境遇でも選択は異なる

物語は、ひとりの少女が失踪することから始まります。熱心な信仰心を持つ教会の牧師ソン・ミンチャン(リュ・ジュンヨル)は、教会を訪れていたクォン・ヤンレ(シン・ミンジェ)の足にGPS発信機が取り付けられていることから、性犯罪の前科者であることを知り、彼が犯人ではないかと考え後を付けることに。
追跡していった山中である事件が発生した直後、山肌に浮き上がった人の顔を目撃したミンチャンは天からの啓示があったと確信。自分の行いは偶然ではなく、運命的なことだったと思い込むようになってしまうのです。
一方、過去ヤンレの犠牲者となり命を奪われた女性の姉で刑事のイ・ヨニ(シン・ヒョンビン)が少女失踪事件の担当となるのですが、彼女は亡くなった妹の幻影に悩まされていました。
啓示を受けたと都合よく解釈するミンチャン。妹の幻影が現れヤンレへの復讐をささやくヨニ。原因や環境は異なれど、どちらも自分の行動を正当化するため、本来あるはずのないモノを生み出しているふたりは、創造の産物の"声"に対しどのような行動をとり、その結末はどう変化していくのでしょうか?
「♪どれにしようかな……」と迷ったときにやるあの歌。結果が出たとき、あなたはその答えの通りの選択をしていますか。「やっぱこっちがいい」と変えるのは、最初から答えが決まっているからです。それとも啓示なのかもしれません……。
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