
安全装置が危険物に!?「新幹線大爆破」運転士・のんが任された重要任務とは

一時停止して車両点検、というわけにはいかない!? 運転士のプロ意識を感じる名場面がこちら。
1975年の同名映画をリブートした「新幹線大爆破」。4月23日に配信されて以降、Netflixの「週間TOP10(非英語映画)」で2週連続国内1位を獲得し、79カ国でトップ10入りを果たすなど最高のスタートを切りました。
そこで今回はNetflixの公式YouTubeチャンネルで公開された、のん演じる運転士・松本のワンシーンを紹介します。
新幹線総合指令所からの電話で、自身が運転する新幹線に爆弾が仕掛けられていることを知った松本。「訓練じゃなくて?」と一瞬動揺を見せますが、すぐに落ち着いて次の八戸駅に停車してから検査をすると伝えました。
しかし、爆弾は時速100キロ以下になると爆発するという仕掛けになっており、停車することは許されません。
爆弾を抱えたまま走り続けなければいけないという状況に松本は「イタズラじゃないんですか?」と強い口調で聞き返します。そこで総括指令長の笠置が電話を代わり、テキパキと指示を出しました。

安全装置が爆発のきっかけに…

笠置が出した指示は「ATCを開放して時速120キロを維持し、八戸駅を通過する」ということ。
新幹線にはATCと呼ばれる、制限速度を上回ると自動的にブレーキがかかり、減速するシステムが搭載されています。これにより駅構内に侵入するときは時速75キロになるよう制限されているのです。
走行の安全性を担保するためのシステムが、爆発を促す危険装置になってしまったという皮肉な状況。
そんな場面で松本は笠置の指示に対して冷静に「了解しました」と返事をし、テキパキと指差し確認をしながらATCを開放します。
乗員乗客の命運を握っているプレッシャーのなかでも、焦らずにいつも通りの手順を踏む松本。プロ意識を感じる彼女の姿に感銘を受けること間違いなしです。
八戸駅を通過したあと、はやぶさ60号はどうなるのか。気になる続きは本編をご確認ください!
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