
「新幹線大爆破」ニート大富豪こと等々力満が放つトリックスターの大口上

クセモノ乗客の筆頭格。時代が生んだ寵児ならではの行動力は乗客を救うことができるのか?
Netflix映画「新幹線大爆破」は、1975年に上映された、高倉健主演の同名映画をリブートした作品です。
1975年はスマホを含む携帯電話というものは存在せず、ポケベルもない時代。劇中では新幹線車内に設置された公衆電話に列をなし、交代で連絡をしている様子が描かれていました。
一方のNetflix映画「新幹線大爆破」の時代は現代。YouTubeやSNSが日常生活に浸透しているため、多くの人はリアルタイムで情報の発信・受信ができる世界となっています。
そんなリブート版ならではのキャラクター代表といえば、要潤演じるYouTuber・等々力満でしょう。

チャラいだけかと思いきや

今回紹介する動画は、爆弾が仕掛けられたことを知った等々力が、新幹線の車内放送を通じて大口上を述べるシーンを切り取ったもの。
車掌の高市(草彅剛)が用事を済ませている間に、等々力は若手車掌の藤井から車内アナウンス用のマイクを借り、小さなリングライトを装着したスマホで自撮り撮影をしながらライブ配信を開始。
政府や自治体の意思決定が遅いことを揶揄しながら、自ら立ち上げたクラウドファンディングを通じて身代金の資金調達を始める行動力を見せます。
スキャンダルで人気の低迷した政治家、トラブルを起こした観光会社の社長など、クセの強い乗客が多く乗るはやぶさ60号にあって、そのうさん臭さで群を抜いているのが等々力です。
しかし、一見物語をかき回すだけのトリックスターに見えて、誰も方法を思いつかず実現できなかった身代金の調達方法を確立したり、ときに人間味を見せたりする、少々つかみどころがないキャラクターともいえるでしょう。
決め台詞「To Do Rock It!」は、パニックに陥る乗客たちの希望となりうるのか。映画のラストにきらりと光る印象を残すことになる、等々力のマイクパフォーマンスは動画で、話題沸騰の作品本編はNetflixでご覧ください!
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