
地獄の果てまで連れていけ「ベルサイユのばら」パリへ同行するアンドレの決意

かつて交わした言葉に偽りはない。危険なパリへ赴くオスカルの気遣いを断り同行することに。
原作やかつて放送されていたテレビアニメを見ていなくても、多くの人がその存在を知る名作「ベルサイユのばら」。誕生から50年以上を経てよみがえった劇場アニメ「ベルサイユのばら」は、これまで同作に触れてこなかった世代の人たちも巻き込んだ大ヒットとなり、公開から5カ月を経てもなお応援上映が行われるロングランが続いています。
4月30日にはNetflixでの配信も開始。配信初週で日本国内の映画視聴回数トップ10で4位を獲得し、ペルー、イタリア、韓国、台湾を含む5つの国と地域でトップ10入りを果たす人気コンテンツとなりました。
心に残るシーンが数多くある「ベルサイユのばら」の中から今回紹介するのは、アンドレとオスカルの関係を表した印象的なエピソードです。

これからもずっと一緒だ

視力を失いつつあるアンドレを気遣うオスカルは、危険なパリへ動向してもらいたくないと告げます。しかしアンドレはオスカルの手を取り、「お前と俺はこれからもずっと一緒だ、そう言っただろう」「俺はお前の影だ、お前と離れては存在できない。連れていけ、地獄の果てまで」とその申し出を拒否。
この「そう言っただろう」という言葉は、マリー・アントワネットがフランスに輿入れした日に、オスカルから「これまで以上に力を貸してほしい」と乞われたときに返した、「これまでも、これからも、俺はいつもお前と一緒だ」を指しています。
さらに、いまオスカルとアンドレが話している場所は、「いつもお前と一緒だ」と若き日に約束を交わしたのと同じ、館に面した庭の噴水前だったのです。
アンドレの願いを聞き入れたオスカルは、自分が臆病者にならないようそばにいてほしいと願い、そっと寄り添うのでした。
かつて命を懸けて自分を守ってくれたオスカルに、自分も命がけでオスカルを守ると誓ったアンドレ。ふたりの前途に待ち構える過酷な運命を知ってか知らずか、この後ふたりは……。
多くの人の涙を誘った「ベルサイユのばら」はNetflixで世界独占配信中。ぜひこの機会に、バラのように気高く生きたオスカルの峻烈な人生をご覧ください!
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