
このシーンはCGじゃないの!?「新幹線大爆破」境界線の分からないVFX

ノーズをこすって傷だらけの先頭車両がCG合成なのはすぐに分かるけど、走行シーンもCGだったとは!
配信を開始するとたちまち話題沸騰となったNetflix映画「新幹線大爆破」。「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」など、迫力の特撮を得意とする樋口真嗣監督による本作は、いたるところにVFXが施されています。
そんな「新幹線大爆破」のVFXをぎゅっと凝縮したメイキング動画が、Netflixの公式YouTubeチャンネルで配信されました。数あるシーンの中から、印象的な場面をいくつかピックアップして紹介していきましょう。こんな撮影をしていたのかと驚くこと必至ですよ!

セットだけど本物

爆弾を仕掛けられたはやぶさ60号は、先頭車両のノーズを激しくこする、衝撃で車体が浮く、連結を切り離す、最期は横転しほとんどが爆発で吹っ飛ぶという満身創痍の列車でした。
これを再現するのがCGであろうという予測は誰でもつくでしょう。いくらJR東日本特別協力といっても、100km/hですれ違いながらぶつかったり、かんたんな足場だけで走行中の車両を移動したりといった危険なシーンの撮影許可が下りるはずもなく、いずれもVFXが施されているというのは想像に難くないはず。
当然連結していない車両同士を行き来する場面の撮影はセットで行うのですが、本物の新幹線のシートや内装パネルなどを使っているため、ほとんど本物みたいなものです。
また、実際に走行している新幹線を撮影しておいて、後ろの車両をVFXで消してしまうことで、後ろの車両を切り離したはやぶさ60号を再現するというテクニックも登場。
最後はクライマックスの、最後尾の車両のみを救助するというあの場面。巨大なミニチュアを使って車両が滑っていく様子を撮影し、VFXの火花などを追加してあのシーンになるのが分かります。
本物だと思っていたものがCGだった、CGかと思ったらミニチュアだったなど、実写なのかCGなのか区別のつかない高度な技術が使われているVFXの世界。
私たちを楽しませてくれた映像が、どうやって作られているのかを教えてくれる「新幹線大爆破」メイキング動画で、そのすごさを実感してください。
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