
最終コーナーを回って6馬身差を逆転!「レース・フォー・ザ・クラウン」に見る妙技

馬主、調教師、そして騎手。莫大なお金の動く競馬世界の裏側を描くドキュメンタリーシリーズが登場。
競馬は450kgの動物にまたがり、65km/hの救急車が伴走する危険なスポーツです。
毎年2000万ドル(約29億円/1ドル144円で計算)を投じるマイク・リポールがいるように、馬主は正気を疑われるような大金を賭け、調教師はキャリアを賭け馬を勝てる状態に育て、騎手はブレーキのない乗り物で命を懸けています。
莫大な賞金、伝説の業績となる三冠王、そんな華やかな競技の舞台裏に迫るNetflixシリーズ「レース・フォー・ザ・クラウン: 華麗なる王たちのスポーツ」を紹介する動画が、Netflix公式YouTubeチェンネルで配信されたので、その内容を紹介しましょう。

フランキー・デットーリの好騎乗

動画は、2023年11月に行われたブリーダーズカップの様子。馬番6、世界的名騎手フランキー・デットーリ騎乗により一番人気となったインスパイラルのレース運びを、デットーリ本人の解説を交えた内容です。
始めに、「アドレナリンも感情も肉体も(高まり)言葉ではとても説明できない」「結局は自分との戦いだ」と、馬主や調教師、会場にいる観客、さらに中継画面の向こうで見守る人々の期待を一身に背負う、騎手ならではのスタート前の心境をデットーリが語ります。
ゲートが開く瞬間、デットーリのヘルメットに装着されていると思われるカメラに切り替わると、馬の頭が激しく上下に揺れ、たてがみが風にたなびく圧巻の映像に。
スタート直後は渋滞しやすいため、緊張に包まれるものの、内側に入り少しでも走る距離を短くする作戦をとり、レースが進んでからは自分の6・7頭前の馬の動きを見ながら、どうやって抜けるかを考え始めます。しかし時には相手のミスを待つこともあるそう。
動画の最後に登場する、外に抜けたインスパイラルがデットーリを乗せ6馬身の遅れを疾風のごとく駆け上がり、クビ差で勝ち切るという劇的な勝利の様子は必見。
ケンタッキーダービーをはじめとするアメリカクラシック三冠レースのタイトルと栄光をかけた戦いを追う「レース・フォー・ザ・クラウン: 華麗なる王たちのスポーツ」はNetflixで配信中です!
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