
アントワネット運命の出会い「ベルサイユのばら」フェルゼン伯登場

後に逢瀬を重ねるふたりは、導かれるように舞踏会に参加した。
オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘で、フランスの王太子ルイ16世の妃となったマリー・アントワネットは、国民から絶大な支持を受ける人気者でした。
しかし、にぎやかなお茶会や舞踏会、約束された幸せに包まれながらも、何か物足りなさを感じていたり、結婚から3年たっても思慮深く内気なルイ16世が打ち解けてくれなかったりといった悩みがあったのです。
自分では抗いがたく嵐のように胸を焦がすような恋をしてみたいとこぼしていたアントワネットは、息がつまりそうなベルサイユでの生活に刺激を求め、オスカルを泣き落とし、夜分にお忍びでパリへ行くことを決意。そこで運命的な出会いを果たすことになります。

仮面舞踏会での邂逅

アントワネットが訪れたのは、貴族たちが仮面を着けて一夜の夢を謳歌するオペラ座の仮面舞踏会会場。
遠くから憮然とした表情のオスカルが見守る中、アントワネットは、シャンパンが振る舞われ優雅に踊るその華やかな世界に圧倒されますが、そこは王太子妃。仮面で顔を隠していても圧倒的なオーラを身にまとっているからか、瞬く間に男性たちから注目を集めます。
踊り終わり雰囲気を楽しみながら周囲を見渡していたところ、踊っていた人とぶつかり倒れそうになったアントワネット。その瞬間、手を差し出し転倒を防いだのがスウェーデンの伯爵、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンでした。
時が止まったように思わず見つめ合ってしまったふたりですが、我に返ったアントワネットがバルコニーに駆け出すと、それを追いかけ、次のダンスを申し込むフェルゼン。
そこにフェルゼンのぶしつけな態度をとがめ割り込んだオスカルにより、3人はそれぞれの素性を知ることとなるのです。
こちらの動画では、この仮面舞踏会を訪れたアントワネットとフェルゼンの出会いのシーンを視聴することができます。
アントワネットの心の隙間を埋めるフェルゼンですが、その存在は次第にアントワネットに、ひいてはフランスに不穏な気配を生んでいくことに……。
オスカル、アントワネット、フェルゼンらが時代に翻弄されながら美しく生きる「ベルサイユのばら」はNetflixで配信中。人生を懸命に生き抜いた愛と運命の物語をぜひご覧ください!
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