恋に落ちた相手はまさかの人物!?「ファミリー・アフェア」は明るい気持ちで観たいときにオススメのラブコメディ♪

そして、親の恋愛に振り回される娘・ザラを演じるのは、「キスから始まるものがたり」などで出演作をどんどん増やしているジョーイ・キング。

おもしろいストーリーはもちろん、豪華な出演者だけでも観る価値アリ！　そんな「ファミリー・アフェア」のみどころをご紹介します♪

あらすじ

主人公のザラは、ザックが演じる映画スター・クリスのアシスタント業務を務めています。巷では大人気のクリスですが、仕事からプライベートに至るまで常に行動を共にし、私生活を知るザラから見れば、わがままかつ無茶な要求ばかりする人物。
ザラは、自分の母親のブルックが小説家として活躍し始めた年齢に近づいているのに、「自分はまだスタートラインにすら立てていない！」と落ち込み気味ですが、クリスのアシスタントとして日々雑用から脚本家探し、映画撮影への同行などで大忙し！
しかしある日、クリスとは些細なことで大喧嘩をして、そのまま勢いで仕事を辞めてしまいます。
自分のせいでクビだと勘違いしたと思い込み、反省したクリス。彼が後日ザラの家を訪れると、そのとき在宅していたのは母親のブルックのみ。
お互いの関係性から最初は距離感があった2人でしたが、一緒にお酒を飲みながら話し出すとあっという間にいい雰囲気に……!?
仕事を失くし、その上母親と元上司の恋愛に巻き込まれるザラと、少しずつ愛を育むクリスとブルック。ドタバタした恋愛とコメディ感のどちらも楽しめるストーリーです。

年の差カップルの恋

作品を鑑賞していると全然年の差を感じませんが、ストーリーの設定ではクリスとブルックは年齢が16歳も離れているというから驚き！　とはいえ近年では年の差のあるカップルは珍しくはありませんよね。
2人が惹かれ合ったのは顔や年齢というよりも、お互いの仕事を尊敬したのが大きな理由なようで、とっても素敵な恋の落ち方♪　大スターとして活躍するクリスと、執筆活動で賞をとったり作家として大活躍するブルック。自分の仕事に自信と誇りをもっていることで相手が魅力的に感じたのでしょう。
ザラの父親でありブルックの夫は11年前に他界。ブルックは女手一つでザラを育ててきたので、久しぶりに惹かれる相手との恋愛を楽しみたい一方、娘のことを1番に考えています。
それにいつか終わるのではないかと考えてしまうと、進むのが怖いとも思ってしまい、ノリと勢いで関係を進めることはありませんでした。それでも気持ちは止められるものではありません。
はじまりは勢いだったものの、年齢関係なく惹かれ合う2人。このまま順調にいくのか、最終的にどうなってしまうのか必見です！

複雑なザラの思い

ザラからすると、苦労しながら自分を育ててくれた母親が幸せになることを望まないわけはありません。しかし相手はよりによって、裏も表も知り尽くしているクリス……。
仕事には全力でも普段の態度や自分への扱いを見ていたら、あまり応援したくないのも理解ができますよね。仕事面だけならまだしも、歴代の付き合ってきた女性の扱い方まで知っているザラ。そんな人に母親を幸せにできるわけがないと、モヤモヤしながらも見守ります。
母親からクリスのことが話題に上がれば、否定したい気持ちを抑えつつきちんと話を聞いてあげるザラ。とても優しい子なのが伝わってきます。それでも娘という目線から見ればとっても複雑！　
しかしクリスはザラに対して、仕事への復帰を許してくれる上に昇格までさせてくれます。クリスのことを仕事のパートナーとして信頼しているので、ザラは最終的には2人の恋を応援するように。ザラの心の変化も見どころのひとつです。

もしも大スターの付き人だったら……？

ザラのように、もしどこへ行ってもファンから声がかかる大スターのアシスタントの仕事をしていたら、どれほど大変なのでしょうか？
きっとこの作品のクリスと同じように、テレビで見る姿と180°違う人間ということも有り得そうですよね。むしろメディアに出ている姿は演じている役柄のようなもので、素の状態だと性格や顔つきもぜんぜん違うのが当たり前の世界なのかも……？
ザラのように2年も側にいれば、最初こそ「大スターとこんなに近くに！」と思うかもしれませんが、だんだんと慣れてくるとつい喧嘩腰になったり、いつでもかかってくる電話にうんざりしたりと、気が付いたらときめくことも無くなっていくのでしょう。
夢があるように見えて、夢から覚めてしまいそうな仕事をバリバリとこなし、最終的には敏腕プロデューサーへと成長していくザラの姿は必見です。
ザラを演じるジョーイ・キングはまだ駆け出しの女優ですが、大御所俳優の2人に挟まれながらしっかりと気の強い女性を演じている姿は素晴らしく、これからの活躍がさらに期待できますね。

まとめ

ドタバタラブコメディ作品「ファミリー・アフェア」は、甘すぎる恋愛映画や悲しい展開のある恋愛映画は観る気分じゃないけど、なにか恋愛作品を楽しみたい、という気分の時にぴったり！

本物の大スターが、ちょっぴりおバカでわがままな大スター役を演じる姿や、ちょっぴり不器用な大人たちの背中をプッシュする娘など、観ていて嫌な気分になる登場人物がいないのもこの作品を楽しめるポイントですよ！
楽しい気分になれる作品を観たいときにぜひご覧になってみてください。

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