オオカミから見たウサギは餌でしかないのか?「BEASTARS」シーズン1・2まとめ
肉食獣と草食獣が混在する社会を描く「BEASTARS」は、現代社会の抱える差別問題や多様性の縮図。
擬人化した動物たちが暮らす世界。名門高校チェリートン学園2年生のハイイロオオカミのレゴシは、肉食獣であるにもかかわらず、弱者をいたわる心優しい青年でした。そんな彼の日常に大きな変化が訪れます。
同じ演劇部の仲間であるアルパカのテムが、あろうことか肉食獣によって食殺されてしまい、変わり者のレゴシにも疑いの目が向けられたのです。その夜、演劇部の花形役者で先輩のルイに夜の見回りを命じられたところ、本能的に草食獣の女子生徒・ドワーフウサギのハルを襲撃。
翌日、間一髪のタイミングで逃げ出したハルと偶然出会ったレゴシは、包帯を巻いている腕の傷について尋ねますが、そのときの記憶が曖昧なハルはレゴシを恐れる様子はありません。結局、彼は昨晩のことを謝れないまま、ハルに惹かれていくのでした。
ハルの誘拐とテム食殺犯との対決
シーズン1では、すれ違いともどかしさの入り混じったレゴシとハルの恋模様を中心に、演劇部員との衝突、禁忌とされている食肉の抜け道である裏市の存在、そしてハルの誘拐と救出というできごとが次々発生します。
シーズン2は夏休み明けからスタート。いつもの日常に戻ったレゴシはある日、チェリートン学園の警備員である巨大なガラガラヘビ・ロクメにその能力を見込まれ、半年間放置されてきたテムを食殺した犯人を捜してほしいと依頼されました。
一方、ハルを誘拐した裏市の犯罪組織シシ組はボスを失い壊滅したかと思われていましたが、ハル救出に駆けつけボスの命を奪ったルイを新たな指導者として迎え、その勢力を伸張。
学園と裏市、レゴシとルイ、そしてテム食殺犯との関係が複雑に絡み合っていきます。レゴシは大きな障害を乗り越え、「本当に大事なもの」を守ることができるのでしょうか?
異種族に対する偏見と差別、恋愛や結婚に関する多様性への疑問といった現代社会の問題を、擬人化した動物という形で語る「BEASTARS」。最終章となる「BEASTARS FINAL SEASON」視聴の前に、こちらの動画でシーズン1と2を振り返ってくださいね!
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