大人のロマンティックラブコメディはいかが?「ロマンスは別冊付録」をあらすじ付きで紹介!

大人のロマンティックラブコメディはいかが?「ロマンスは別冊付録」をあらすじ付きで紹介!

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何気ない日常を過ごしていると、ふと胸キュンしたくなる瞬間はありませんか?

胸のときめきは生活に潤いを与えてくれますね。手軽に胸キュンしたいときはこのドラマがおススメ!
本作は"別冊付録"というタイトルから想像しやすい、出版業界が舞台です。
大人の恋ですが、スマートにはいきません。不器用な駆け引きに悩んだり、笑ったり泣いたり……。
そんな大人のピュアな恋愛を覗いてみませんか?

見どころ・あらすじ紹介

見どころ・あらすじ紹介

37歳のカン・ダニは、夫の浮気が原因で離婚。今のダニには何もありません。

ダニは難関大学出身で大手広告会社に勤め、受賞歴を持つ有名なコピーライターとして活躍していた経歴があります。しかし、離婚によって「キョンダンニョ」(結婚や育児により仕事を辞めてキャリアが途切れた状態)になったダニは、50社もの会社を受けて全敗。なかなか再就職ができません。
行く当てもなく途方に暮れる日々を過ごしているダニ。
生きていくために、弟のように親しくしているチャ・ウノに家事代行を紹介すると嘘をつき、自らが家事代行の作業を行い、ウノの家に忍び込んでいました。
さらに、離婚したことや自分の置かれている状況をウノに言い出せないまま時が経過していきます。

そんな暮らしが続いたある雨の日、ダニはウノに離婚をしたことや帰る場所がないことを打ち明けます。
ダニの状況を知ったウノは、彼女が置かれている立場にショックを受け、今まで話してくれなかったことに対して傷つきます。
言い出せなかったダニの気持ちを思うと、気づいてあげられなかった自分のことも悔やむのでした。

ウノは若き天才小説家であり、キョル出版で編集長を務めているエリート。
なんとかダニの力になってあげたいウノは、同居を促します。
ダニは一旦ウノの言葉に甘えますが、ひとりで生活できる環境を目指すことに。

ダニはキョル出版が経歴不問で人員を募集していることを知り、経歴を偽って採用試験に挑みます。
見事採用され、キョル出版の契約社員になったダニ。ウノが見た履歴書には「高卒でキャリア無し」と記載されていました。ウノは驚き、憤りを感じつつもダニを見守ることに決めます。
キョル出版での日々は忙しく、社員からのネチネチした嫌がらせを受けながらも、雑務に忙殺され頑張るダニ。
自分のことを"名前で呼んでもらえる"ということに喜びを感じ、日々与えられた業務を懸命にこなしていくのでした。
会社の役に立ちたいと、一生懸命考えたコピーライトが他人の手柄にされてしまっても、決してめげずに次の目標を立てます。
マーケティングを勉強したり、新しいものを取り入れたりと、仕事への熱意は人一倍。
ラブコメディでありながら、仕事の大変さや仕事に対する姿勢がしっかり描かれており、見どころのひとつです。

ウノは、小学生の頃に交通事故から救ってくれたことや、本の存在を教えてくれた恩人であるダニを慕っていました。
彼女の結婚により想いは胸に秘めていましたが、離婚したとなれば話は変わってきます。
しかし、今までの姉弟のような関係性を壊したくない気持ちも強いため、自分の気持ちを隠したまま楽しい同居生活を満喫するのでした。

ところが、仕事の関係で知り合った売れっ子ブックデザイナーのソジュンが、自分の知らないところでダニと親しくなっていることを知ってしまいます。
ダニにとって一番は自分だと思っていたところに、ライバル出現!
ソジュンの存在に焦ったウノは、ソジュンを牽制しますが、ソジュンも引きません。
ウノはダニとの距離を縮めようと、わかりやすいアタックを始めますが、からかわれていると思い込んでいるダニは本気にしてくれず……。

ひたむきな性格と鈍感さがかわいいダニの恋と仕事。
これから一体どうなるの!?

じれったくなる片想いが切ない

じれったくなる片想いが切ない

片想い、すれ違い、別れを体験すると、"想い合う人とだけ、出会えればいいのに"と思うこともあるでしょう。
片想い、失恋、愛し合い、別れ……。登場人物それぞれが様々な恋愛模様を描きます。
ダニとウノも、お互い大事な存在なのにそれを恋とも愛とも気づいていない。両片想いともいえる関係。
ウノは自分の気持ちに気付いても、ダニとの関係を壊したくないのでごまかし続けます。
ダニとウノの関係も要チェックですが、2人を取り巻く人たちの恋愛も見逃せません。
まさかこの人とこの人が⁉ とハラハラするのも恋愛ドラマの醍醐味です。
ダニとウノの関係に加えて、ダニを好きになったブックデザイナーのソジュン、ウノに片想いをしているキョル出版のへリン。
恋の4角関係は複雑に絡み合って……。
片想いは切ないですが、それこそが「恋」なのでしょう。
切なさもキュン!
是非、好きな登場人物に感情移入して楽しんでみてください。

恋愛だけではなく女の友情も!

恋愛だけではなく女の友情も!

大人になるにつれて、結婚や離婚、子供など、人には言えない問題や孤独を抱えていくのが人生。

女性は結婚や出産、育児でキャリアが閉ざされるという問題が起こりやすいという現実。
家庭を選んだ道の先にある幸せと苦労、そして選ばないことで得られる自由と孤独。

家庭と仕事の両方を選んだ先にあるのは、女性に重く負荷がかかる子育てです。
「子供の具合が悪くなると、電話がかかってくるのは女性のほう」
夫が仕事を抜け出して対応することはなく、女性の負担が大きいことを嘆く姿。
今の世の中が向き合うべき問題を取り上げています。

どの生き方も、これが最善ということはなく、それぞれに選んだ幸せと苦労がある。
ダニが働く職場の先輩達も、プライベートでは他人に明かせない悩みを抱えています。
クラブで踊り明かした後、女3人でお酒を飲み本音を語り、涙するシーンは感動です。
大人同士の恋愛には、結婚・離婚、元カノ・元カレといった複雑な過去や事情が飛び交います。
恋愛に限らず、お互いを大事に想い合える関係がどれだけ大事なのか、気づかせてくれる瞬間です。

ファッションにも注目!

ファッションにも注目!

最初は地味でダサイといわれていたダニが、ウノからプレゼントされた服を着こなしていくシンデレラのような展開にも注目!
ダニ役のイ・ナヨンさんは、どんな服も自分のものにしてしまうプロポーションの良さ。
彼女が身につけている個性溢れる色味やデザインは、韓国女子の間でワナビー(※want to be(~になりたい)を短縮した英語の俗語で憧れを意味する)と呼ばれるスタイル。
リアルなオフィスファッションよりも、カラフルで華やかな色合いやデザインが韓国では好まれるのだとか。

フェミニンなデザインから格好いいスタイルまで登場するので、彼女のファッションに釘付けになる視聴者も多いはず。
女性陣だけではなく男性陣のファッションからも目が離せません。
年齢やキャラクターに合わせて、カジュアルからリッチなトーンのものまで。
アクセサリーや鞄といった細部までこだわっているので、どこのブランドかチェックするのも楽しそう。
思わず真似したくなるスタイルが続々登場!
同じものを使いたい、という視聴者が多いのも納得です。

美しい文学の世界

「月が綺麗ですね」
ウノが夏目漱石の言葉を引用した告白。
出版社を舞台にしているだけあって、文学の世界を取り入れた演出はお洒落です。
日本文学の夏目漱石のくだりを海外ドラマで聞けるのは嬉しくなりますね。

夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳した話は、明確な証拠や記録がありませんが、日本の恋愛観を象徴するエピソードとして広く知られています。
ウノの奥ゆかしい気持ちを表現するのにぴったりの名セリフではないでしょうか。

本の流通と出版を赤裸々に描く

本の流通と出版を赤裸々に描く

新人研修の一環で、ダニたち新人は編集長であるウノと一緒に印刷所見学に向かいます。
そこで見たのは、大量に破棄される本。
読まれずに返品された本たちが、紙のゴミとなって捨てられていきます。
ダニたちは、売れなかった本は寄付や安く売ることを提案。しかし、それはできないと、ウノから説明されます。
定価より安い値段や寄付で本が出回ると、新刊が売れなくなってしまうとのこと。
在庫を保管する倉庫のお金もかかるため、長い期間大量に保管しておくことはできない。
店舗での試し読みや書店併設のカフェが増えていますが、破損も多く返品されてきます。
こういった話はリアルな出版業界事情ですね。

このシーンは手にとる本と向き合う姿勢を改めるきっかけになるかもしれません。
世界中の人に本を読んでもらうことが夢だという、編集者の言葉にも心打たれます。
1つの本が出版されるまで、たくさんの人が関わっている。それでも、本の奥付に名前が載らない人もいます。
1冊の本ができあがるまでに長い年月がかかることもある。
それぞれの想いが描かれ、大人達のリアルな感情や仕事への熱量を感じることができます。

乙女心のときめく要素がいっぱい!

乙女心のときめく要素がいっぱい!

この作品には、これでもかというくらいヒーロー要素が盛り込まれています。
ウノもソジュンも若くして才能が花開き、仕事もできて、イケメンで優しい年下男子!
少女漫画に出てきそうな彼らにときめく人も多いはず。

ウノは王道の王子様キャラ!
女性の年齢、家庭環境や過去も関係ないと言ってくれる器の広さを持っています。
ダニの洋服をセンス良くコーディネートしてプレゼントするところも、憧れですね。
ダニに告白をのらりくらりとかわされても、一途にグイグイ押し続ける姿にキュンキュンします。
こんな風に愛されたい、そんな乙女の夢がここにありますよ!

ソジュンは天真爛漫な王子様キャラ。ウノにとってライバルであるソジュンは、20代という若さで才能溢れる売れっ子ブックデザイナー。
ダニとは、運命ともいえるような出会いから偶然が重なり"名前も知らない優しい男友達"からスタートします。

ウノとソジュンは対照的な2人であるものの「こんなことをされたら恋に落ちちゃうかも!」とどちらにも思うくらい魅力的です。
それぞれアプローチ法が異なるので、どちらの彼が好みかファンが分かれそうですね。
そんな年下男性たちに好かれ、自分を巡ってアプローチ合戦が起きるという王道展開なのも、乙女心をくすぐられます!

"溺愛されたい"という胸キュンを疑似体験できてしまう至極の一作。

まとめ

ダニの破天荒ぶりに最初は驚く視聴者も多いかもしれませんが、何事にも全力な彼女に元気を貰えます。
小さな仕事をコツコツとこなしながら、自分の成長を喜び、会社の役に立てたと喜ぶダニの姿はとても可愛いです。
結婚・子育て、離婚・再就職という選択をし、再び彼女が成長していく姿に胸を打たれること間違いなし。

ラブコメディというだけあって、正統派胸キュン演出だけでなく、漫画のようなポーズ・お笑いエピソードもふんだんに散りばめられています。
ドロドロしたストーリーは少なく、クスッと笑えるシーンばかり。
笑ったり泣いたり、最後まで飽きることがありません。
恋愛要素だけではなく小説をきっかけに、ひとりの人生を描く本作、彼女は今後どうなっていくのか、衝撃の展開とラストをお見逃しなく!

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