そんなことある!?大切な娘が突然「タッカンジョン」に変身してしまう摩訶不思議なミステリー追跡劇!
日常から離れた笑いを堪能したい時もありますよね。 そんな時は、予測不可能・奇想天外「タッカンジョン」がピッタリ!
シュールで笑えて、ミステリーかつSFな本作品は、「タッカンジョン~唐揚げの彼女を助けて!~」という縦読み漫画が原作。
※タッカンジョンとは、甘辛から揚げのこと。
シュールな絵面とコミカルなテンポで、丁寧に実写化されています。
もちろん、原作を知らなくても楽しめること間違いなし!
あらすじ
機械工場を営むチェ・ソンマンの元に、愛娘のチェ・ミナが訪れます。
インターンとして働くコ・ペクジュンは、ミナに片思い中。
その日は、ミナとの進展を図ろうと、手土産のタッカンジョンを囲んでお喋り。
ペクジュンがタッカンジョンに気を取られている間に、ミナは疲労回復の機械に入り込み、スイッチを入れます。
しかし、それは疲労回復のための機械ではありませんでした。
なんとも不思議な機械だったのです。
機械のスイッチが作動したことに驚いたペクジュンは、ミナに近づこうとします。
その瞬間、ペクジュンはタッカンジョンを落としてしまいました。
それを見たミナが、「タッカンジョン!」と叫ぶと同時に、ミナの姿がタッカンジョンに変身してしまいます……。
そもそもこの機械が一体どこから来たかわからない、父・ソンマンとペクジュン。
本当にミナはタッカンジョンになってしまったのか、もしくはどこかにテレポートしてしまったのか。
疑心暗鬼になりながら、ミナを取り戻す日々が始まります。
不思議な機械がどこから来たのか手掛かりを探しますが、行く先々ではトラブル続き!
タッカンジョンを配達してきた人は行方不明。機械の所有者だった博士は失踪。
タッカンジョンになったミナは、食べられそうになったり、他のタッカンジョンと混ざって彼女がどれかわからなくなったり……。
少しずつ手掛かりを見つけていきますが、不思議な機械について調べる程、予想外の出来事が降りかかります。
彼女に想いを寄せるペクジュンと、彼女の父・ソンマンが力を合わせて奮闘!
笑えて泣けるSFミステリー。
不思議な機械の真相に近づけば近づく程、壮大になっていく物語から目が離せません!
ミナは本当にタッカンジョンになってしまったのか?
ミナは人間の姿を取り戻すことができるのでしょうか……。
タッカンジョンってどんな食べ物?
タッカンジョンとは、甘辛ソースを絡めた鳥の唐揚げのこと。
ハングル文字で「鶏」と「お菓子」を組み合わせた言葉です。
似たテイストの食べ物でヤンニョムチキンもありますが、韓国人の認識は異なるそう。
しっとりとしたヤンニョムチキンに比べ、タッカンジョンはカリっとした衣です。
タッカンジョンは甘辛ソースに水飴が使われることもあり、子供が食べるスナックのイメージ。
味付けは、ハニーバターや照り焼き味など、バリエーションに富んでいます。
タッカンジョンに変身してしまった彼女を観ているので、食べるのは忍びない気持ちに。しかし、何度も登場するタッカンジョンは実に美味しそう……。
キャラクター達がより魅力的に!
原作のシュールなキャラクター達が、実写で表情豊かに動き回ります。
喜怒哀楽の表現もユーモラス!
とことん笑えて、泣き所もバッチリです。
単なるコメディかと思いきや、キャラクター達の背景や心情、関係性が丁寧に描かれているのも見所。
ストーリーは、ほとんど原作通りに進んでいきます。
ペクジュンのカラフルな服装も忠実に再現していて、髪型もよくぞここまで寄せたものだと感心してしまう仕上がり。
原作よりもコメディ感が強く、見ていて笑ってしまうこと間違いなし。
感情や状況を掘り下げた演出により、実写ならではの面白さがあります。
SF?それともミステリー?
不思議な機械で、人間がタッカンジョンになってしまうというイントロからSF要素満載。
加えて、ミステリー要素があるのも本作の魅力。
この機械の出どころや目的、秘密を探るにつれ、携わった人間の失踪や死亡。
手がかりを掴んだと思った矢先、不可解な事件が次々と舞い込みます。
誰が、何のために?
この機械は一体何なのか?
謎解きも楽しめる作品です。
深い愛情に感動
父親のソンマンは、娘のミナを溺愛。
ミナがタッカンジョンに変わってしまい、必死になって元に戻す方法を探します。
危険を顧みず、どんな冒険にも怯えずに立ち向かう姿には、父親の深い愛情を感じるでしょう。
親が子を想う強い絆と、思うように物事が進まず苦悩に溢れるドラマが展開されています。
親子愛だけでなく、男女の純愛にも注目です。ミナを想うペクジュンの深い愛情には感動!
ペクジュンは、ミナがタッカンジョンになってもずっと彼女を想い続けます。
そして彼女の父親を支え続ける一途な気持ちは、理想の男性といえるかもしれません。
まとめ
不思議な機械を通してタッカンジョンになってしまった娘を元の姿に戻すべく奮闘。
物語が進むにつれて、その不思議な機械に隠された秘密が明らかになります。
スリリングな要素がしっかり入っていて、真実に辿り着くまで、飽きがこない展開です!
テンポ良く進む全10話。
とても唐揚げから始まったとは思えない壮大なラストを是非ご覧あれ!
Netflixシリーズ「タッカンジョン」独占配信中